
1年間の流れ
簿財共通の年間スケジュール
税理士試験を初めて勉強していくあなたの場合
税理士試験を一度でも受験したことがあるあなたの場合



簿記論だけでも結構な学習量だったりする・・・
1科目の勉強時間ってどれくらい必要?
大手予備校で言われている勉強時間の目安
大手予備校で調べてみるとだいたい簿記論財務諸表論ともに1科目450時間。
年間通して450時間で合格できると某大手予備校のパンフレットにも公式サイトに書いてあります。
ほんとに???
じゃあここで、9月から翌年7月の11ヶ月間勉強するとして計算してみますよ。
450時間÷(365日-30日)=1.3432・・・・
この11か月間、1日1.3時間ほどの勉強で合格できるのか・・・(講義の時間除きます)
簿財同時に学習するとしても、2.6時間ほど・・これ復習とか理論覚えるとか1日のすべての勉強時間の事ですよ。
いやいや3時間弱で2科目合格できるなら合格者だらけ!!
というのがわたしの見解。受験経験者なら皆さん身をもって体験してる人も多いと思います。
あ、でも超絶優秀な方は1日3時間でも2科目合格してる方もいると思います。
けれどそういう人って3科目同時学習で合格を勝ち取るような人だと思うのでわたしみたいな凡人とは世界が違うと思うのです。



実際にかかるであろう勉強時間
じゃあ、実際にはどれくらいの時間が必要なのでしょうか?
簿記論の個別計算問題で考えてみますね。
1問3分かかる場合
60分÷3分=20問
1問あたり問題を解くのに3分かかるとすると、1時間ではたったの20問しか解けませんっ!!!
簿記論にさける時間が1日2時間とすると集中して問題を解いたとして40問です。
最初はね、まだいいのですよ。ただ、学習する内容が増えていくにつれ解ける問題も増えていくので
基本的な問題を自分のものにするためにも練習する時間は必要です。
何度も解いていかないと忘れるんですよ・・・わたしの場合(;’∀’)
財務諸表論で考えていくと、個別問題は簿記論と同じ考え方でOKですが、総合問題は2時間かけて貸借対照表と損益計算書を作成していくのでここはまとまった時間が必要になります。
以上をふまえて1年間でかかる時間を計算してみると、
簿記論に3時間
財務諸表論に2時間
計1日5時間とします。
(365日ー30日)×5時間=1,675時間・・・!!!
やだーーー、2科目合わせても目安の900時間を大幅にオーバーしています。
この時間以外にも理論の暗記とか入りますよー。
なので予備校で言われている学習時間はあくまでも目安になります。
現実はこんな感じかも。税理士になりたい人は今も頑張っています。
まとめ
簿財の1年間のスケジュールと実際にかかるであろう勉強時間についてお伝えしました。
リアルを知っている方が気合も入りますよね。覚悟をもって勉強に取り組めると思います。