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税理士試験を受験するまでの1年間のスケジュールと合格発表までの勉強方法

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税理士試験 スケジュール

この記事でわかること
・ 税理士試験の1年間の学習の流れ
・ 月の本試験から合格発表の12月までの勉強方法

税理士試験の受験を考えたときにまず気になるのは、
自分にも勉強を続けることができるか。だと思うんです。

勢いで始めたはいいけど、やっぱ無理!って
簡単にあきらめるくらいなら最初から手を付けない方がいいと思うのです。

受験するかしないかを決めるにしても、実際にどんな流れで進んでいくのか
みていきますので少しでも参考になればうれしいです(^^♪

目次

税理士試験の1年間の勉強スケジュール

大抵どこの資格試験の学校でも税理士試験の年間スケジュールは同じになります。

1.はじめて税理士試験の勉強を始める場合
2.すでに学習経験がある場合
3.税理士試験を受験しようと決めたのが遅かった場合

順番にみていきます。

1.はじめて税理士試験の勉強を始める場合

・9月から12月 インプットの時期(月に1度はテストあり)

本試験が8月にありますので講義の開始時期は9月です。

以前は9月から4月までの8ヶ月かけてインプットしていましたが
現在の大手学校ですと、12月までの年内に基礎的なことを学習するようです。

・1月から4月 応用期

年内に一通り学習した内容を掘り下げて応用的なことも学習していきます。

多分テストの回数も増えると思います。

・直前期 5月から7月

8ヶ月かけて各項目のインプットが終了した後、
次はテストを受けていきます。

毎週テストと抗議の繰り返しです。
このテストの復習が追い付かなくなります…

6月から7月にも大手の学校で模擬試験があります。
自分の立ち位置を知るために申込必須です。

講義が週2日あるときは、週1で直前のテキストを使って総復習し、
次回の講義で模擬試験を受けます。

・8月に本試験

自己採点を行う

・12月に合格発表→1月からの学習科目を正式に決める

・9月からの講義を継続または1月からまたスタート

というのが、初めて受験する人の年間の勉強スケジュールです。

で、個人的な意見にはなりますが
税理士試験自体が初めての人はこの流れのコースでいいかと。

月に一度はその月に学習した内容のテストがあるので
きちんと身についているか苦手な論点はないか、確認することはできます。

4ヶ月で基礎的な内容を網羅するので学習スピードは速いですね。

2.すでに学習経験がある場合

前年の受験科目をもう一度受験する場合は、
1月からの経験者コースというものがあるので多くの人がそのコースを受講します。

また、合格発表の12月までの年内期間は自分で学習する人もいます。

もしくは年内に一通り各科目の学習範囲が終わる講義も
あるのでそれを受講して再復習する人もいます。

基本的な流れ↓

■9月から12月(復習もしくは新科目の基礎期)

8月の本試験の自己採点の結果次第で次の科目へ進むかどうかを決めます。
自己採点の結果→点数が合格のボーダーラインに届かない・・

この期間中に財表だったら覚えた理論を忘れないようにする。
計算問題を解きなおすなど復習します。
自己採点の結果→点数が合格のボーダーラインを越えてるもしくは合格圏内

次の新しい科目の学習をスタート!

■1月から4月(応用期)

この期間は一度は学習経験がある人向けの講座があります。
通常、9月からスタートするけど学習経験者の予備校の利用は1月からという事ですね。

9月から昨年度と同じ科目を復習してきたあなたは、同じ科目をもう一度受験するためにここで再度復習の意味も込めて予備校の利用がおすすめです。

■5月から7月(直前期)
ここは初学者と同じでひたすら問題演習が中心になると思います。
模擬試験も自分の立ち位置を知るためにももちろん受けましょう。

3.税理士試験を受験しようと決めたのが遅かった場合

時期的に税理士試験を受験しようと考えたのが遅いとき、
来年まで待つには時間があるし、どうしよう?

と、なったときは、速習コースというのが1月から開講されています。

税法科目でしたら理論の題数が少ない科目を選んでみるのもありです。
例え受験しようと思ったのが3月だったとしても
速習コースなど受講は可能なのでチャレンジするのも一つです。

税理士試験の願書の受付は毎年5月なので間に合いますよ。

8月の本試験から合格発表の12月までの勉強方法

8月の本試験終了後から12月の合格発表まで約4ヶ月あります。

4ヶ月って1年のうちの3分の1ですよね。
結構な期間です。

自己採点の結果で9月から新規科目を受講し始めるのか
結果がわかるまでは自分で学習するのかそのあたりが変わってきます。

自己採点の結果

合格ライン達成→次の科目へ進む

合格ボーダーライン→次の科目へ進むのか講師と相談また自分で決める

それ以外→来年も同じ科目の受験に向けて学習、もしくは新しい科目も始める

よくあるパターンとしては、
1科目は再受験の科目があり、来年は2科目受験したいとき

再受験科目→12月まで自学

新科目→9月から講義を受講

再受験科目の結果次第で2科目同時学習か1科目にする

この場合の年内の学習方法として
新科目は講義のスケジュールに合わせて復習し理論暗記をする

再受験科目の学習は理論があったときは、忘れないためにも常に理論を回すようにする

今まで通り本試験直前まで回していたように常にどこかで頭の中で理論を唱えるようにする。

計算も解き方の感覚を忘れないために定期的に解いていく。

個別問題も総合問題も今までの問題やテキストを使って復習する。


ここで新科目の学習との兼ね合いで、同時学習が難しそうなら、1月からの学習する科目を再度検討することもできます。

他にも、9月から新規の科目の勉強をスタートさせるけどメインで合格を目指すのは再受験の科目なら、新科目は基礎的なことを身につけるつもりで受講するという人もいました。

要はその年の受験ではなく、翌年の受験に照準を合わせるという事です。

この辺は賛否両論ありそうですが、法人税法などのボリュームの多い科目だと2科目同時学習が厳しいのではと個人的には思います。

1科目の勉強時間ってどれくらい必要?

大手予備校で言われている勉強時間の目安

大手予備校で調べてみるとだいたい簿記論財務諸表論ともに1科目450時間。
年間通して450時間で合格できると某大手予備校のパンフレットにも公式サイトに書いてあります。

ほんとに???

じゃあここで、9月から翌年7月の11ヶ月間勉強するとして計算してみますよ。

450時間÷(365日-30日)=1.3432・・・・

この11か月間、1日1.3時間ほどの勉強で合格できるのか・・・(講義の時間除きます)
簿財同時に学習するとしても、2.6時間ほど・・これ復習とか理論覚えるとか1日のすべての勉強時間の事ですよ。

いやいや3時間弱で2科目合格できるなら合格者だらけ!!
と思うわけですが。受験経験者なら皆さん身をもって体験してる人も多いと思います。

あ、でも超絶優秀な方は1日3時間でも2科目合格してる方もいると思います。

けれどそういう人って3科目同時学習で合格を勝ち取るような人だと思うのでわたしみたいな凡人とは世界が違うと思うのです。

3科目同時合格目指すのって現役大学生に多い気がしますね…

実際にかかるであろう勉強時間

じゃあ、実際にはどれくらいの時間が必要なのでしょうか?

簿記論の個別計算問題で考えてみますね。

1問3分かかる場合

60分÷3分=20問

1問あたり問題を解くのに3分かかるとすると、1時間ではたったの20問しか解けませんっ!!!
簿記論にさける時間が1日2時間とすると集中して問題を解いたとして40問です。


最初はね、まだいいのですよ。ただ、学習する内容が増えていくにつれ解ける問題も増えていくので、基本的な問題を自分のものにするためにも練習する時間は必要です。
何度も解いていかないと忘れるんですよ・・・わたしの場合特に…(;’∀’)

財務諸表論で考えていくと、個別問題は簿記論と同じ考え方でOKですが、総合問題は2時間かけて貸借対照表と損益計算書を作成していくのでここはまとまった時間が必要になります。

以上をふまえて1年間でかかる時間を計算してみると、

簿記論に3時間

財務諸表論に2時間

計1日5時間とします。

(365日ー30日)×5時間=1,675時間・・・!!!

やだーーー、2科目合わせても目安の900時間を大幅にオーバーしています。

この時間以外にも理論の暗記とか入りますよー。
なので予備校で言われている学習時間はあくまでも目安になります。

現実はこんな感じかも。税理士になりたい人は今も頑張っています。

まとめ:税理士試験の年間勉強スケジュールは受験する科目数により変わる

税理士試験の1年間の学習の流れを見てきました。

この資格は5科目すべて取得するまでの道のりが長いので
人それぞの環境の違いなどにより、学校のスケジュールに沿って進まない場合もあるかもしれません。

そんなときは一人で悩まず講師なり、勤務先の先輩なり、誰かに相談してみると解決する糸口が見えてくるかもしれませんね。



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