1年間のスケジュールと勉強時間

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くま
この記事では税理士試験の中でも主に簿記論と財務諸表論の年間スケジュールや勉強時間についてふれていくよ。
目次

1年間の流れ

簿財共通の年間スケジュール

税理士試験を初めて勉強していくあなたの場合

■9月から4月(基礎期)
この期間は基礎的なことをひたすらインプットしつつ、問題演習もこなす期間

■5月から7月(直前期)
ここからは問題演習を中心に今まで習ってきたことをアウトプット中心に行っていき試験問題の解き方に慣れる期間。過去問も解き始めますよ。
この期間中に模擬試験をいくつかの予備校で申込んで試験形式になれることも大切!

税理士試験を一度でも受験したことがあるあなたの場合

■9月から12月(復習もしくは新科目の基礎期)
8月の本試験の自己採点の結果次第で次の科目へ進むかどうかを決めます。

自己採点の結果→点数が合格のボーダーラインに届かない・・

この期間中に財表だったら覚えた理論を忘れないようにする。
計算問題を解きなおすなど復習します。

自己採点の結果→点数が合格のボーダーラインを越えてるもしくは合格圏内

次の新しい科目の学習をスタート!

■1月から4月(応用期)
この期間は一度は学習経験がある人向けの講座があります。
通常、9月からスタートするけど学習経験者の予備校の利用は1月からという事ですね。

9月から昨年度と同じ科目を復習してきたあなたは、同じ科目をもう一度受験するためにここで再度復習の意味も込めて予備校の利用がおすすめです。

■5月から7月(直前期)
ここは初学者と同じでひたすら問題演習が中心になると思います。
模擬試験も自分の立ち位置を知るためにももちろん受けましょう。

くま
さらっと流れを書いてみたけど
簿記論だけでも結構な学習量だったりする・・・

1科目の勉強時間ってどれくらい必要?

大手予備校で言われている勉強時間の目安

大手予備校で調べてみるとだいたい簿記論財務諸表論ともに1科目450時間。
年間通して450時間で合格できると某大手予備校のパンフレットにも公式サイトに書いてあります。

ほんとに???

じゃあここで、9月から翌年7月の11ヶ月間勉強するとして計算してみますよ。

450時間÷(365日-30日)=1.3432・・・・

この11か月間、1日1.3時間ほどの勉強で合格できるのか・・・(講義の時間除きます)

簿財同時に学習するとしても、2.6時間ほど・・これ復習とか理論覚えるとか1日のすべての勉強時間の事ですよ。
いやいや3時間弱で2科目合格できるなら合格者だらけ!!

というのがわたしの見解。受験経験者なら皆さん身をもって体験してる人も多いと思います。

あ、でも超絶優秀な方は1日3時間でも2科目合格してる方もいると思います。
けれどそういう人って3科目同時学習で合格を勝ち取るような人だと思うのでわたしみたいな凡人とは世界が違うと思うのです。

くま
3科目同時合格目指すのって現役大学生に多い気がするな・・・

実際にかかるであろう勉強時間

じゃあ、実際にはどれくらいの時間が必要なのでしょうか?

簿記論の個別計算問題で考えてみますね。

1問3分かかる場合
60分÷3分=20問

1問あたり問題を解くのに3分かかるとすると、1時間ではたったの20問しか解けませんっ!!!

簿記論にさける時間が1日2時間とすると集中して問題を解いたとして40問です。
最初はね、まだいいのですよ。ただ、学習する内容が増えていくにつれ解ける問題も増えていくので
基本的な問題を自分のものにするためにも練習する時間は必要です。

何度も解いていかないと忘れるんですよ・・・わたしの場合(;’∀’)

財務諸表論で考えていくと、個別問題は簿記論と同じ考え方でOKですが、総合問題は2時間かけて貸借対照表と損益計算書を作成していくのでここはまとまった時間が必要になります。

以上をふまえて1年間でかかる時間を計算してみると、

簿記論に3時間
財務諸表論に2時間
計1日5時間とします。

(365日ー30日)×5時間=1,675時間・・・!!!

やだーーー、2科目合わせても目安の900時間を大幅にオーバーしています。
この時間以外にも理論の暗記とか入りますよー。

なので予備校で言われている学習時間はあくまでも目安になります。
現実はこんな感じかも。税理士になりたい人は今も頑張っています。

まとめ

簿財の1年間のスケジュールと実際にかかるであろう勉強時間についてお伝えしました。

リアルを知っている方が気合も入りますよね。覚悟をもって勉強に取り組めると思います。

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