日商簿記検定のネット試験とは?従来の統一試験と違いを比較してみる

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この記事でわかること
・日商簿記検定のネット試験の特徴と受験方法
・日商簿記検定のネット試験と従来の統一試験との違い
・日商簿記検定のネット試験のメリット・デメリット

日商簿記2級、3級では今までのペーパー試験とは別にネット試験が導入されました。

この記事では、ネット試験について詳しくみていきますのでネット試験を考えている方の参考になれば幸いです。

目次

日商簿記検定のネット試験の特徴と受験方法

コロナ禍の関係から日商簿記2級3級ではネット試験(CBT方式)というものが導入されました。

ちなみに1級では実施されていません。
ネット試験の特徴を見ていきます。

・パソコンを使用して試験を受ける方法
・申込方法はインターネットからのみ可能
・自宅で受験することはできず、全国にある受験会場で受けることができる
・随時申込が可能
・合否は試験終了後すぐにわかる

日商簿記検定のネット試験と従来の統一試験との違い

従来の試験(統一試験)とネット試験ではどんなことが異なるのかみていきましょう。

ネット試験統一試験
試験日随時6月・11月・2月
試験会場全国のテストセンター商工会議所指定
受験申込方法インターネットインターネットもあり
試験時間2級:90分 3級:60分2級:90分 3級:60分
出題範囲従来通りの範囲従来通りの範囲
受験料2級:4,720円  3級:2,850円2級:4,720円  3級:2,850円
受験料の支払い方法クレジット・コンビニなどクレジット・コンビニなど
事務手数料550円0円
当日の持ち物身分証明証・電卓身分証明証・電卓
解答形式3級選択式と入力式3題以内

2級選択式と入力式5題以内
従来の紙ベースで解答
出題内容試験ごとにランダム従来通り
合格証デジタル式従来の紙ベース
合格率70%70%

このネット試験の申込は最短で3日後~3カ月後までの期間で申し込みができます。

ネット試験では合格証がほしいときは自分で印刷する必要があります。
もしも合格証は従来通りの紙ベースでほしいときは統一試験を受験した方がよさそうです。

基本的な出題範囲や合格率などは同じなので、ネット試験だから有利。という事もなさそうです。
試験時間も統一試験では以前は120分でしたが、ネット試験を導入したことにより時間が同じように短縮されましたね。

気になる出題内容ですが、統一試験は従来通りですが、ネット試験では受験者ごとにその都度出題内容が変わるようです。
確かに同じ問題が出題されると問題内容が流出すると困りますよね…

また、ネット試験施行休止期間というのがあります。

【日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験 施行休止期間】
・2023年4月1日(土)~2023年4月13日(木)
・2023年6月5日(月)~2023年6月14日(水)
・2023年11月13日(月)~2023年11月22日(水)
・2024年2月19日(月)~2024年2月28日(水)

上記期間中は受験ができませんのでご注意ください。

日商簿記検定のネット試験のメリット・デメリット

メリット

1.受験したいときにすぐに受験できる

統一試験は年3回しかありませんが、ネット試験は受けたいときにすぐに受験できます。

2.受験後すぐに合否がわかる

こちらも受験後、コンピュータで合否をすぐに判定してくれますので

結果を待つことなく次へ進めますし、仮にダメだった時もすぐに勉強に取り掛かることができます。

3.選択式問題は選択するだけなので有利な面も

選択肢問題がありますので、仕訳がきちんと頭に入っていれば
解答は選ぶだけなので統一試験よりも有利になる可能性もあります。

統一試験も同じように選択式の問題が出題されるのならこの限りではありません。

4.すぐに何度でもチャレンジできる

もしも残念な結果になったとしても、すぐに復習を開始して再受験することができますので合格の可能性は高まります。

デメリット

1.受験料の他に手数料がかかる

ネット試験は申込後早くても3日後には受験できますが受験料とは別に550円という手数料がかかります。

すぐに合否はわかりますが、何を優先するかにもよりますね。

2.合格証はデジタル合格証になる

やはりネット試験なので、合格証もデジタルですね。
紙ベースで合格証が必要な時はPDF形式で印刷することになります。

3.パソコンに不慣れだと手間取る可能性も

今までが紙での試験でしたので、パソコンに慣れていない人は戸惑う可能性も否定できません。

時間が限られているのでキーボードの入力に手間取る場合も若干不安が残ります。

入力できれば大丈夫。とは言われていますが、
実際にパソコンの前に来ると緊張すると思うのでそういう時は従来の統一試験がおすすめです。

まとめ:日商簿記検定のネット試験と従来の統一試験の違いはさほどなかった

簿記検定のネット試験と従来の統一試験の違いについてお伝えしました。

受験方法は違うものの、出題範囲も合格率も同じなので
勉強がしっかりできた時すぐに受験したい場合はネット試験に申し込めば早くて3日後には受験ができますね。

何を優先するかで受験の方法も変わってくるかと思います。
少しでも参考になればうれしく思います。

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