洗濯槽をオキシクリーンで掃除する時は、使い過ぎに注意が必要です。
なぜなら、多用すると洗濯機が壊れる可能性が上がるからです。その便利さから、多くの方がオキシクリーンを洗濯槽の掃除に使いたがっています。
しかし、正しい量を守らないと、洗濯機に障害をもたらす恐れがあります。洗濯機のタイプに合わせた安全な使い方や、オキシクリーンの代わりになる他の掃除方法も紹介します。
オキシクリーンでの洗濯機清掃時の注意点と故障回避のコツ
洗濯機をオキシクリーンできれいにする際、間違った使い方をすると洗濯機にダメージを与えてしまうことがあります。
主なトラブルの原因には、オキシクリーンの使用量の過剰、糸くずフィルターの詰まり、ステンレス部品のコーティング損傷があります。
オキシクリーンの使用量が多すぎると
オキシクリーンをたくさん使い過ぎると、溶け残りが洗濯機内の部品に触れ、それが摩耗や損傷の原因になり得ます。
過剰使用は激しい泡立ちを引き起こし、それが泡感知センサーの異常作動や排水問題を生じさせる可能性があります。
また、泡がドアや糸くずフィルターから漏れることも考えられるので、使う量は正確に測るべきです。
糸くずフィルターが詰まる
特にドラム型洗濯機の場合、糸くずフィルターはゴミを集める役割を持ちますが、縦型洗濯機のように手軽にゴミを取り除くことはできません。
ゴミが多くなるとフィルターが詰まり、排水不良や何度もすすぎを行うトラブルが発生することがあります。
ステンレスのコーティングが剥がれる
オキシクリーンの不適切な使用は、ステンレスの部品のコーティングを剥がす可能性があります。
使用濃度が高すぎたり、長時間放置すると、ステンレスが変色したり曇ったりすることがあります。
そのため、使用時には濃度や漬け置き時間に気をつけることが重要です。
オキシクリーンによる洗濯機クリーニングガイド
オキシクリーンを利用した洗濯機清掃の手順を、縦型及びドラム型洗濯機向けにわかりやすくご案内します。
縦型洗濯機でのクリーニング
この一連のステップを踏むことで、洗濯機を効果的に清掃できます。
オキシクリーンは温かい水で溶けやすい性質があるため、可能な限りお湯を使うことを推奨します。
推奨されるオキシクリーンの量は、4リットルの水につきスプーン1杯です。洗濯機の大きさに合わせて量を調整し、過剰な使用は避けてください。
ドラム型洗濯機でのクリーニング
ドラム型洗濯機の場合、プロセスはよりシンプルです。オキシクリーンを溶かすことで、残留物のリスクを低減します。
溶かしたオキシクリーンの量は、後ほど追加される水の量を考慮して適切に調節してください。
オキシクリーン抜きで行う洗濯機のお手入れ方法
オキシクリーン以外にも洗濯機をきれいに保つための洗剤や清掃方法があります。ここでは、効率的に洗濯機を掃除する手順を紹介します。
１．洗剤投入口やその他のアクセサリー
２．ドアの内側やゴムのパッキン、洗濯槽の周辺
３．洗濯槽本体
この順序で作業を行うことで、スムーズに洗濯機を清掃できます。具体的な清掃方法を見てみましょう。
洗剤投入口やその他のアクセサリー
まず、洗剤投入口や取り外せるすべてのアクセサリーを外します。
これらが汚れていると、洗濯槽を清掃した後も汚れが戻ってしまう可能性があります。
ゴミ受けネットや乾燥フィルターなど、取り外せるパーツはすべて取り出して、温水につけながら歯ブラシでこすり落としてください。
ドアの内側やゴムのパッキン、洗濯槽の周辺
ドアの裏側やゴムのパッキン、洗濯槽の周囲も同様に清掃します。
布や歯ブラシを使って、汚れを落としていきましょう。特に固くこびりついた汚れは、温水を使うと落ちやすくなります。
洗濯槽
洗濯槽の清掃には、専用クリーナーや衣料用漂白剤がおすすめです。
「ハイター」などの塩素系漂白剤は、ドラム式や縦型洗濯機の清掃に適しています。
ただし、塩素系と酸素系の漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生するため、注意が必要です。
お湯を入れた後に漂白剤を加え、2〜3時間放置することで、洗濯槽をきれいにすることができます。
定期的にこれらの手順で洗濯機を清掃することで、不快な臭いを予防できます。
毎月決められた日に「洗濯機の日」として設定すると、忘れずに定期的なお手入れが行えるでしょう。
まとめ
オキシクリーンを使って洗濯機の洗濯槽を掃除する場合、機械にダメージを与えかねないリスクがあります。
使用量を誤ると、溶け残りが洗濯機の内部に影響を与える可能性があるほか、泡が多すぎて排水システムが機能しなくなる恐れもあります。
また、糸くずフィルターやドアから泡が溢れ出たり、洗濯槽のステンレスが変色することが起こる可能性もあるため、使用する際は量に注意しましょう。
縦型とドラム型の洗濯機では、それぞれ掃除のやり方が異なるので、各洗濯機に適した方法で行うことが重要です。
オキシクリーンの代わりに衣類用の漂白剤を使う方法もあります。
自分に合った清掃方法を見つけ、毎月一度の定期的な洗濯槽のメンテナンスを心掛けましょう。
