ミサンガの各色には独自の意味があります。単に好きな色を選んでいる人も多いかもしれませんが、色の背後にある意味を知ることで、選ぶ際の喜びが増すでしょう。
本記事では、ミサンガの色が持つ豊かな意味合いを一緒に掘り下げていきましょう。
ミサンガとは?
ミサンガは、カラフルな刺繍糸で作られたアクセサリーであり、お守りとしても親しまれています。通常、手首や足首に着用し、糸が自然に切れると願い事が叶うと言われています。
ミサンガの起源は複数あり、ポルトガル、ブラジル、グアテマラなどが起源とされる地域です。特に17世紀ポルトガルのポン・フィン教会で作られた「フィタ」というひもがミサンガの原型とされています。
【日本での普及】
日本でミサンガが広まったのは、1993年にスタートしたJリーグがきっかけです。ヴェルディ川崎の選手たちが試合中にミサンガを身につけていたことが、流行の火付け役となりました。
その影響で、サッカーだけでなく他のスポーツ選手や多くの若者にも受け入れられ、現在では幅広い層に愛されています。
ミサンガの色とその意味
ミサンガには色ごとに異なる象徴的な意味があります。ここで各色が持つ意味を紹介します。
これらの色は、次のような用途に特に適しています。
ミサンガの位置ごとの意味
ミサンガをどの部位に身につけるかによって、持つ意味が変わります。
利き手の手首
ここにミサンガをつけると「恋愛運の向上」が期待できます。恋愛に良いとされるピンクや、温かい家庭を象徴する茶色がおすすめです。
利き手と反対側の手首
「学業や職業運の向上」につながります。受験生などはこの手首に青色のミサンガを着けると効果的です。
利き足の足首
この位置では「友情や競争運の向上」が期待され、特にスポーツ選手や友達との関係を重視する人に適しています。赤色のミサンガが推奨されます。
利き足の反対側の足首
「金運の向上」を意味し、金運アップを願う場合は黄色が効果的です。
理想的なミサンガの選び方
ミサンガの色の意味を把握した上で、自分の願いに合わせた色の組み合わせを考えると良いでしょう。複数の色を組み合わせることで、見た目の美しさと共にその効果も強まります。
願いごとに最適な色の選定
主に叶えたい願いを象徴する色を中心に、他の色とバランスを考えながら組み合わせます。アクセントカラーとして白や黒を取り入れるのも効果的です。
恋愛運を高める色
恋愛に効果的なピンクや赤、清涼感のある水色、そして白を組み合わせることで恋愛運が高まります。
競争に挑む際の色
競争運を高める赤とオレンジを主にし、仕事や学業に良い青やグレーを加えると効果的です。
学業運の向上や試験の成功: 学業成就には黄色と青、そして心を安定させる白を組み合わせるのがおすすめです。
自宅で簡単に作れるミサンガの作り方
自宅で簡単に作れるミサンガの製作方法をご紹介します。この方法は初心者でも扱いやすい2本または3本の糸を用いたシンプルなデザインです。日常使いにも適しているため、お気軽に試してみてください。
また、小さなお子さんも楽しめるような簡単な手順なので、家族での工作活動としても最適です。
ミサンガ作成に必要な材料
ミサンガを作る際には、次のような材料が必要です。
- 刺繍糸
- ハサミ
- テープ
- メジャーや定規
ミサンガの適切な長さ
ミサンガの長さは、その用途に応じて異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- 手首用:手首の周囲 + 1㎝
- 足首用:足首の周囲 + 2㎝
男女別サイズの目安 男性用
- 手首用:全長28㎝(模様部分17㎝、調整部分10㎝)
- 足首用:全長34㎝(模様部分22㎝、調整部分10㎝)
女性用
- 手首用:全長26㎝(模様部分15㎝、調整部分10㎝)
- 足首用:全長31㎝(模様部分19㎝、調整部分10㎝)
2本糸を使ったミサンガの編み方
編み方は以下の手順で行います
- 刺繍糸を2本取り、中心で折り返して4本にします。
- 約12㎝のループを残し、結び目を作って固定します。
- 糸を2本ずつに分けて、左右に交互に編んでいきます。
- 好みの長さまで編んだ後、長さ調整部分をツイスト編みにして仕上げます。
- ツイスト部分が完了したら結び目を再度作り、完成させます。
3本糸を使ったミサンガの編み方
3本の糸を使用する方法も基本的には同じですが、以下のように少し変更します。
- 3本の糸を用意し、12㎝のループを残して結び目を作ります。
- 糸を左、中央、右に配置し、編み始めます。
- 左端の糸を右端に、右端の糸を左端に交互に編み込みます。
- 好みの長さになったら、三つ編みで編み上げ、完成させます。
ミサンガの結び方と注意点
ミサンガを身につける際は、しっかり固定するための結び方が重要です。特におすすめなのは「本結び」という方法です。この結び方は、ロープや風呂敷を結ぶ際にも使用されるため、しっかり固定され、簡単には解けません。
本結びの詳しい方法 具体的な結び方については、Wikipediaにて詳細な解説がありますので参照してください。
本結びの解き方 結び目の解き方についても、Wikipediaで説明がありますので確認が可能です。
まとめ
長く身につけていたミサンガが切れた際は、新たな始まりのサインとも言えます。
「願いが叶った」ことを意味するともされるため、切れたミサンガは新しいミサンガに交替する良い機会です。
謝の気持ちを持ちながら、適切に処分し、新しいミサンガで新たな願いを託しましょう。